クラフツマンシップが際立つ傑作
1915 年にジョージ ジェンセンによってデザインされ、これまで生産されることのなかったジャルディニエール ( Jardinière) 1505。印象深い美さを放つデザインが、膨大なアーカイヴから発見されました。
ジョージ ジェンセンのジャルディニエール ( Jardinière) 1505 は、その豊かな装飾とフォルムがアールヌーヴォー様式を感じさせる逸品です。
自然から着想を得たインスピレーション
自然から着想を得たジョージ・ジェンセンは、ブドウ、野花、葉などのモチーフをデザインに織り込みました。それらのモチーフが手作業によって随所に施され、優美で自然なオーラを放つと同時に、シルバー特有の質感や叙情的な美しさが引き立ちます。
スターリングシルバーの板を手作業で打ち付けて作られるジャルディニエール (Jardinière) no. 1505 は完成まで 6 ヶ月以上を要します。1904 年の創業以来、ジョージ ジェンセンの熟練したクラフツマンシップが輝きます。
壮麗な装飾の妙技
ジャルディニエール (Jardinière) 1505 に生命を吹き込むプロセスには、熟練されたクラフツマンシップが必要です。 ジャルディニエール (Jardinière) はジョージ ジェンセンの膨大なアーカイブから発見され、半年以上におよぶ手作業による制作により誕生しました。 手作業で打ち付けた繊細な質感と、手の込んだアールヌーヴォー様式が特徴のジャルディニエール (Jardinière) 1505 は、長年のクラフツマンシップと芸術的な装飾が生み出す永遠の美しさを際立たせます。 銀細工師らは精巧な手仕事で、85 年前のスケッチに生命を吹き込みました。独創的で装飾性の高いこの作品は、現代のライフスタイルにおいても真の実用性を発揮します。
ジャルディニエール (Jardinière) にあしらわれた、やわらかい曲線や細やかな飾りによって、鮮やかな表情を見せる有機的なモチーフは、20世紀初頭にヨーロッパ全土で花開いたアールヌーヴォー様式の重要な要素でした。 彫刻家、銀細工師として活躍したジョージ ジェンセンは北欧有数のアールヌーヴォーの表現者としてその名を知られるようになりました。現在に至るまで、ブランドの最も初期のシルバーデザインはアールヌーヴォー運動の象徴として愛されています。
1918 年にデザインされ、ブドウの小さな房をモチーフにした斬新でデコラティブなグレープ (Grape) コレクションは、そのわずか数年前にデザインされたジャルディニエール ( Jardinière) と自然に馴染むアイテムが揃い、ブドウのモチーフに対するジョージ ジェンセンの関心の高まりを感じさせます。
世界最高の銀細工師のひとり
“ジョージ ジェンセンは世界的な銀細工職人のひとりです。 彫刻家、銀細工師として技を磨いたジョージ ジェンセンは、やがて自身の才能をシルバーで表現し始めました。 1900 年代初期の豪華で装飾豊かなスタイルから独自のスタイルを生み出す中で、芸術性とクラフツマンシップの境界線を溶け合わせる先駆者のひとりとなっていきました。
彼は、芸術性とクラフツマンシップは共に欠かせない要素であり、互いを高め合うものだとの信念の持ち主でした。 アールヌーヴォー様式に大きな影響を受けていた彼は、やがて力強いラインや、素材の直感的な感覚を取り入れた、自身のスタイルを生み出していきました。
現在にいたるまでインスピレーションや影響を与え続ける彼の情熱と作品。今やジョージ ジェンセンは上質なデザインの代名詞となっています。"
「ジャルディニエール (Jardinière) はジョージ ジェンセンの工房で世代から世代へと継承されてきたさまざまな独自の技能を象徴しています。 現在も息づく技能を、これからも大切に守り続けていきます」- ニコラス マンヴィル (ジョージ ジェンセン チーフクリエイティヴ オフィサー)